日曜日、大河ドラマ「龍馬伝」が一年近い放送を終え、最終回を迎えました。
大河を見続けたのは、中学のときに見てた渡辺謙主演の「独眼流政宗」以来。
福山主演と言うことで、見始めたのですがいい番組でした。
さて、坂本龍馬が暗殺されることは史実からして周知の事実。
私も含め、当然全国の龍馬伝ファンは「いかにして龍馬が終焉を迎えるのか？」をこの一年近く待ち焦がれたに違いないのです。
しかし・・・。
ＮＨＫはやってしまったのです。
やらかしてしまったのですっ。
まさに、今年一番の大失態ではないでしょうか？
これこそ、放送事故！！！
正直、言葉を失いました。
『♪ラ・ラ・ラ～ ラ・ラ・ラ～ 言葉にできない～♪』 小田和正の声が聞こえました・・・。
龍馬伝、最大のクライマックスシーン。
龍馬が暗殺されるシーン、刺客が襖を開けて入ってきたまさにこの瞬間。
ここでなんとイキナリ、まさかの愛媛県知事選の当確を伝える速報テロップが登場っっ！ したのですっーーー。
（☆録画してましたので、ここからは再現シーンをどうぞ）
龍馬が「ほたえな！」と言い放った直後、『待ってました』とばかりにテロップが・・・
ズコッ！ ソファーからずっこける図。 まさに絶句。 言葉が出ない・・・。
ホント目を疑いました・・・・。
この緊迫したシーンでも、まだテロップを流し続ける・・・。まさにＮＨＫこそが刺客・・・。
はい、はい、新人の中村さんですか、おめでとうございました。
確認できましたんで。
はい、もういいです。
いいですってば。
・・・つーか、早くテロップを！
テロップを消せっつーの！
肝心なシーンが文字で見えんっ。
感情移入もできんっ。
「まっこと、おまんら（ＮＨＫ）いいかげんにするぜよ・・・」
テロップが消えた頃には、龍馬、中岡とも斬られてました・・・。
「この一年を。
龍馬伝を返せ・・・。」
この日、この最終回をどんな気持ちで、この龍馬の壮絶なラストを待ち望んでいたか・・・。
なぜ故・・・？
なぜ、ここでテロップを流す必要があるのか？ＮＨＫ。
愛媛県知事選の速報？それほど全国に急いで知らせる必要があるのか？
この後、ニュースがあるでしょうがっ(怒）。
まだ１万歩ゆずって、高知県知事選ならば・・・。
まだ、・・・まだね。「指導者の、土佐の時代から、この平成の時代への歴史的変換を・・・」と強引に関連性があろうかと頭で整理して我慢もしようものですが、またこれ、微妙な愛媛という・・・確かに同じ四国かもしれんけど・・・。
視聴者感情を逆撫でするか如く、よりによってこのタイミングでテロップを流すという、このＮＨＫの悪行。
まさに公共放送の横暴、国民への愚弄、そして裏切り。
視聴者に対して、謝罪を求めたいくらいです。
本当に言葉にできない怒りを覚えました。
もうここから、ラストまで気持ちが・・・ドラマに入っていかない、いかない・・・（涙）。
確かにね、直せますよ。
今週の土曜日の再放送で。
しかし私はそれ以上に、ＮＨＫオンデマンド（有料で見ることができます。ただし￥発生します）やＮＨＫエンタープライズ（ＤＶＤも現在発売中。もちろん￥発生）という、したたかな考えも、このテロップにはあったのではと考えざるえなかったわけです。
今日のヤフーにも１時間に２００件の苦情の電話とありましたが、当然電話がパンク状態だとみるのが妥当なのでおそらくそれ以上のクレームがあったに違いないでしょう。
立ちあがった２００名と私を含め、とにかく国民を敵に回してしまったといっても良いのではないでしょうか？
記憶に残るもので言えば、美空事件に仮面ライダー事件、最近はアゲアゲなど、毎年、大晦日の紅白で失態を犯すＮＨＫですが、まさに今回の件は今年一番のＮＨＫの大失態。
大河ドラマ史上、歴史に残す大事件ですよ。
これでは福山はじめ、スタッフも浮かばれません・・・。
今回だけでなく、確かにこれまで龍馬伝の放送中に数回ほどテロップテロは行われました。（ここまで来るとテロです。テロップなだけにテロ・・・なんて、談はいりません。）
最近、ＮＨＫの[番組制作]に対するモラルが問われている声をよく耳にします。
朝の情報番組で「○○○○サイト特集」や「○○○○特集」など、およそ民法ＴＶ局では考えられないような内容を放送したり（どうも今までＮＧだったものを解禁したため、放送コードの基準がよくわかってないのでは・・・？）、現在も放送中のドラマ[セカンドバージン」でも、今までのＮＨＫではちょっと考えられないような過激なベッドシーンや深キョンが絶対に民法ドラマでは言わないようなセリフを連発したり、確かにおかしいのです・・・。（ただこのドラマ、今秋ドラマの中では一番面白いです：笑）
とにも、かくにもこの一年楽しみにしていた龍馬伝が残念な終わり方をしてしまいました。
ＮＨＫの迷走がこんな形で現れたことが非常に残念であり、悔まれます。
※この思いの丈、怒りの矛先を、同じく龍馬伝ファンのＭ尾先生に今日ぶつけましたが、Ｍ尾先生はＢＳの放送を見てたため時間帯のズレが発生、このテロ事件に直面せずとのこと。
いいなぁ。羨ましい。
最終回を堪能されたに違いないですね。
以上、今日は長々と怒りの文面でした。
この思いを共有できる方がいれば幸いです。
お付き合いありがとうございました。
・・・ただ、今夜放送されたＮＨＫのプロフェッショナル。
本校にも講演に来ていただいたことがある、グラフィックデザイナー佐藤卓氏のドキュメントでした。
番組は大変興味深く拝見させてもらいましたが、確かに良質な番組制作力があるのもＮＨＫの最大の魅力。
今後のＮＨＫに期待しつつ、しかし今回のテロップの件は忘れえぬ想いとして胸に秘めておきます。
[ﾏﾅﾍﾞ]
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