「N田先生んとこの子とうちの子との子どもをつくろう!」
なにやら意味深なタイトルで、なんのこっちゃですが、これはオオクワガタの話です。
7月頃「お互い飼ってるオオクワガタのペアリング(産卵)をさせよう」ということで、N田先生が飼っているオオクワガタのメスを約1ヶ月ばかり、うちで預かりまして、うちのオスとのペアリングをさせました。
ペアリングと言うとたいそう大掛かりなイメージがつきまといますが、私も初めてのことですし、結局はメスと一緒にやってきたプラケースにオスを入れておいただけなんですけど・・・。
週に数回の水やりとエサの交換をしたくらいで、ほとんどほったらかしだったんですが・・・。
ある日、ケースをのぞいて見ると・・・。
産卵木がバッリ、バリになっていました・・・。
ひぇ~っ!!!
おそらくメスの仕業だと思われます。
産卵後、食欲旺盛になり木をバリバリやって、木に産んだ卵や、中にはオスまで食べてしまうメスもいるそうで・・・。
とにかく必死に卵をさがしてみましたが、どこにもおらず。
これどうみても「ヤバイ!」とペアリング素人の私でも思うくらいなので、急いでペットショップに相談しにいきました。
案の定、店員さんには「それ、もう卵、食べられてますよ、ハハ。」と言われ・・・。
(いやいや「ハハ。」じゃねーだろよ~、と思いつつ。)
「やっぱりペアリングって難しいのかな?」「もうちょっと、様子確認を頻繁にすればよかったかも?」と後悔、そして反省。
N田先生に、この状況を上の写真を見せて報告しました・・・。
「N田先生、ケースの中・・・。こんな事になっちゃってました。ハハ。」 ・・・(いやいや、「ハハ」じゃねーだろ、オレ。)
こうして初めてのペアリングは失敗に終わり、メスとプラケースはN田家へ。
しかし!
数日後、そのプラケース内に幼虫がいたという知らせがあったんです!
どうやら卵が土の中に埋まっていたみたいで、それが無事に幼虫になっていたらしく。
これにはびっくりでした。
なんとか初めてのペアリングはとりあえず成功しました♪
がんばったな、おいっ!
子どもの頃はオオクワガタなんて、昆虫図鑑でしか見たことなくて『黒いダイヤ』とか『一匹¥100万』と言われ、「幻のクワガタ」みたいな時代でしたが、今ではそんなオオクワガタを飼って、そして産卵させる日が来たり、当時は夢にも思っていませんでした。
この子は飼い始めて丸1年です。
遊ぶと言っても週に一度、それも夜行性なので深夜にコッソリと取り出してニヤニヤとする程度ですけど、でもなんかすっかりなついています。
まあ、それくらいのほったらかしの方が長生きしてくれるのかな?と思いますね。
そして今年もそろそろ冬眠の季節が来ます。
あと数年、生きてほしいなぁ。
【マナベ】