アニメーターの香西隆男先生をお招きし、アニメ講演会を行いました。
ここでアニメーター香西先生のプロフィールを簡単にご紹介!
香川県高松市のご出身であり高校は高松工芸高校を卒業されました。
もちろん本校にもたくさん先生の後輩がいます。
その後東京芸術大学に進学され、卒業後はアニメ会社に就職。
ここでアニメーターの世界に飛び込まれます。
香西先生がこれまで携わったアニメ作品の数はなんと10,000作以上。
「はじめ人間ギャートルズ」や「新・巨人の星」など誰もが知っているアニメの作画を多数手がけられました。
ご自身もあまりに数が多いので正確な数がお分かりにならないとのことです!!
知っているアニメのほとんどが先生による作画かもしれません。
巨人の星、ギャートルズ、GU-GU-ガンモに、そしてスパンク!
「スパンク♪スパンク♪大好きよ~」って小学生の頃は、毎週観てました~。
スパンクでは作画監督をされていたとのことで、先生は当時では珍しく作画のスタッフに女性をいれたそうです。
その理由として、当時のアニメ業界は男社会。
男の人が女のキャラの作画をするのはごく普通でしたが、スパンクにおいては女性のかわいい部分を前面に押し出したかったそうで女性をスタッフにされたとか。
たとえば女の子のキャラが着ている下着ひとつにしても、インターネットなどない時代。
男性が女性服コーナーに行くなんてとてもできません。
でも、そういう細かいことを女性スタッフを入れたことでクリアされたそうです。
結果、スパンクには多くの女性ファンがつきスパンクのファンクラブまで出来たそう!スゴイ!!!
今のオタクのはしりじゃないでしょうか???
・・・って、こんなウラ話ばかり聞かせていただけたもので、私はマイクを握りしめつつも司会をしながらついつい個人的な質問を投げかけてばかりでした~(笑)
ホント興味のある話ばかりで、きっと学生以上に大満足!!!
講演会では、それらアニメ作品についてのお話やご自身の経験談、またアニメ業界についても熱く語られました。
学生もみな真剣なまなざしで聞いていました。
また現在は若手アニメーターの育成にご尽力をされるなか、ご自身も現役でアニメ制作をされています。
この日はご自身のオリジナルアニメ「おじいちゃんとぼく」をお持ちいただき鑑賞させていただきました。
最後に、学生に向けて「今やりたいことがあれば、それをやるのは当たり前。それ以上に努力をしてやりたいことを成し遂げてください。」というメッセージをいただきました。
まだまだ現役の香西先生にとっては、学生もライバルだということが込められた熱いお言葉でした。
香西先生すばらしい講演会をありがとうございました。
【マナベ】