5月くらいまで放課後のマンガ・アニメ学科の教室に行くとホワイトボードいっぱいに落書きが描かれていました。
もちろん学生が書いたモノですが、【落書き】を超えて一つの作品になっている日もありました。
いま思えば、入学したばかりの頃、みんなこの落書きを【ツール】にしてお互いにコミュニケーションを図っていたのかなと思います。
しかし、ある日学生から自発的に「もうホワイトボードに落書きするのはやめよう」という声が上がりました。
正直、私も【これがいつまで続くのか?】
また【いつかはやめさせないといけない】
と思っていた矢先の出来事でした。
コミュニケーション技法の授業で学生と話し合いをして、『今後一切ホワイトボードに落書きを描くことはしない。』というルールができました。
そして私は、代わりにある提案を学生に提案しました。
スケブ交換です。
スケブ交換・・・知らない学生もいたのですが、これはスケッチブックにお互いがイラスト交換をするというものです。
昔で言う交換日記みたいなものでしょうか?
ホワイトボードは消したらおしまい。
どんなに上手な落書きを描いたとしても消えてなくなります。
その点スケブに描いた絵はは消えない。
また自分の絵の成長も確認できる。
上手い友人のイラストもゲットできる。
落書きと比べて、いいことばかりだと思います。
ちなみに、マンガ・アニメ学科1期生はみんなでお金を出し合って一冊のスケッチブックを買い、毎日交代でイラストを描いたりしていました。
そして、その日からホワイトボードに落書きを見ることはありません。
【マナベ】